失敗学研究日誌

私がこれまで積み重ねてきた失敗と、これから犯していくであろう失敗について書き連ねます。

無職期間を経て変わったことの話

ブクペの「30代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則(ダイヤモンド社)のまとめ」を読んだ。

30代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則(ダイヤモンド社)のまとめ

30代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則
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大塚寿
ダイヤモンド社
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よくあるライフハック系の本で、この本を読んだわけではないけど、退職前と退職後の比較を織り交ぜ、ここにまとめられていた項目と自分を照らしあわせてみよう。

 

◎この10年で何より大切にしたいこと

■誰と付き合うべきか真剣に考えるべきだった

・ネガティブな集団から抜け出し、ポジティブな仲間をもつ

【無職期間前】 

意識はしていたのだけど、傷舐めあう仲間が欲しかったから周りにはネガティブなことばかりいう奴ばかりだった。

【無職期間後】

とみに意識し始めた。付き合い長いからといってネガティブなことしか言わない人とは付き合わぬように意識している。暗闇を見つめるものはまた暗闇から見つめ返される。できるだけそういう人の話も口にしないようにしている。

 

 

■真面目だけではうまくいかなかった

・新しい価値は真面目からは生まれない

・時に不真面目に見える人が柔軟な発想で大きな成果を生み出す

【無職期間前】

特に前職はちょっとしたミスを針小棒大につつかれる職場だったから、まじめに装うことを意識しすぎて疲れてた。自分が不真面目とわかっていたし、周囲の人達に対してアドバンテージをもっていなかったから。

【無職期間後】

許してもらえる限界の「マジキチ」を目指すように心がけている。

そのバランスを探るのが面白い。

礼儀正しさは見失わぬように気をつけているけれど。

 

 

■失敗から真剣に学ぶべきだった

・凡人が少しでも前進するには、自分が犯した失敗から学ぶしか方法はない

【無職期間前】

わかっていたつもりになっていた。小手先だけで本質的な解決から逃げていたな。

【無職期間後】

まず40kgダイエット。まだデブだけど、大デブからの卒業から始めた。そしたら自分がどれくらい失敗してきたのかがよくわかった。そのためにこのブログを書き始めた。

 

 

■「良い習慣」を身につければよかった

・良き習慣は才能を超える

【無職期間後】

無職の間に、料理を作ること・運動すること・Nozbeを使ったGTDを始めたこと・メモを怠らないことを自分に叩き込んだ。覚えておくのではなく、外部において忘れてもいい状態でいられる習慣を叩き込んだ。

 

◎プロフェッショナルとして絶対に必要なこと

■コミュニケーション能力を高める努力をすればよかった

・コミュニケーション能力は話術ではなく、相手の目配りと気配り

【無職期間前】

上司から「ナカハラくんは無意識に上から目線で話しているのが良くない」「枕詞をつけて相手の気持を良くするように意識しないとダメ」と指摘され、意識するようになった。

【無職期間後】

いかに相手から話を引き出すか?気持ちよくなってもらうかをここ最近強く意識している。人の話を聞きながら常に心のなかで「すしうまい」を唱えるようにしている。そして身の回りにいる人たらしの皆さんのスキルをパクることを意識している。

 

 

■会社や上司の「本音」を慮るべきだった

・会社や上司の本音はあくまでも業績

【無職期間前】

社会人なんだから当然。でもわかりやすい業績を持っていなかったからそれをつくり上げることばかり意識して空回りしていた。

【無職期間後】

数字が全て。意味のある数字が全て。数字で語れない物語は物語じゃない。測定できないものは存在しない。本気出す時計に教えてもらった最大の真実。

 

■「正しい努力」ができなかった

・正しい努力とは「集中と選択」

【無職期間前】

周りの人の目をきにしたり、社内政治に配慮して精神論でやらなくてもいいことまでやって「俺やってるよ」アピールに勤しんでいた。

【無職期間後】

やるべきことじゃなく、まず最初にやらなくてもいいことを考えるようにし始めた。計画は目標を現実に近づけるための道標。そのためにやらないことを決めるようにしたらずいぶんと捗りだした。

 

・努力の前に、もっとも大事なことを見抜き、そこに集中する

【無職期間後】

そのために頭の中のもやもやがある時は必ず書きだして文字にし、整理するようにしている。

 

 

■「年収を上げる努力」をしていなかった

・年収を上げることにこだわらないと、自然と上がることはない

今年最大の課題。

 

 

◎「仕事以外」で必ず考えておくべきこと

■体を鍛えておけばよかった

 ・四〇代以降の衰えに備え、三〇代後半から本格的に準備する

【無職期間前】

運動の大切さは知っていたけど、忙しさにかまけて何もしていなかった。

【無職期間後】

自転車とプールでひたすら鍛えまくった。おかげで車に乗らなくなった。体力がついて思考の持久力も上がった。

 

■「大人の遊び」を知っておけばよかった

 ・四〇以降で優雅に楽しめる大人になるには、三〇代のうちから大人の教養を知る

これは退職前のほうがむしろ遊んでいたと思う。

今は金もないし、もうだいぶおとなしくなってしまってる。

ここもこれからの課題だなあ。

 

 

「お金のこと」で知っておくべきこと

■税金についてもっと勉強しておくべきだった

 ・所得税や医療費の控除・返還の知識は知っているだけでも差が生まれる

もっと勉強します。

 

 

揺れ動く心を支えるためにやっておくこと

■世間を意識しすぎた

 ・三〇代は世間より、素の自分で何度でも勝負する一〇年である

【無職期間前】

とにかく人にすごいと思われたい一心でやってきた。周りにどう見られるかばかり考えていた。周囲に嫌われないように怯えながらええカッコしようとしていた。

【無職期間後】

素の自分ベースで、崩してもいいラインを絶対に超えないようになった。それを嫌がり離れていく奴はそれまでだと思うようになった。

 

一部の皆様には、お前は退職前から横暴でマイペースだったよ、と言われてしまいそうだけど、本心ではそうでもなかったりする。

すごい環境にいたら力を発揮できるのではなく、自分が力を発揮できる環境を作るのが30代なのかな?と思っている。

そしてその上でこの無職期間がいかに大きなターニングポイントだったかを改めて感じる次第。

 

時間がほんと一番大切。何よりも財産。

運用次第で全て変わると痛感した。

世の中には退職前の自分と同じような苦労をしている人達がいるんじゃないかな?と思って、自宅警備員向け情報サイトを現在準備中です。

出来上がったらお知らせします。